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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第18章 また呼ばれてー監禁応接室
「・・・どうした陽菜?」
俺の言葉に、また考える素振りをしたが、陽菜は箸を置いて俺を見ながら少しずつ話し出した。
「えっと‥
あのね雲母、私明日から普通に出勤しようと思うの‥
何時までも休んでいられないでしょう?」
「・・・それか」
本当は行かせたくは無い‥
だが悠久の会社に在籍してる以上、そして秘書2課という特殊な立場上、何時までもこうしてはいられない、陽菜の意見は最も。
行けば、悠久が何をするか分からないという危険含みだが。
「陽菜、何点か約束してくれないか?」
「約束?」
「ああ・・
今は悠久と奏の存在が一番危ない、だから極力秘書2課では無く天羽の側に居ろ‥
あの2人でも、そう何度も天羽が居る場所に乱入は出来ない筈だ、後は凪‥樹の指示に従え、アイツはアイツで何か考えている、頭の回転は良い奴だからな」
「天羽専務に樹部長」
「言ったと思うが、天羽も樹も古馴染みの仲間、必ず陽菜の擁護に回る‥
あの2人を信用しろ、樹の脅しはただ陽菜を秘書2課に引き留める方便だ、気にするな」
「う‥うん‥‥」
社内対策とすれば、俺はこれしか出来ん‥
もう少し‥全てのお膳立てが整うまで、極力普通に見せ掛けなければならない‥‥不安はあるが。