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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第19章 助けて‥くれるの?ー男達の結託



「・・・
雲母、ありゃ悠久の車だ」


そう言われ双眼鏡で覗けば、確かに悠久が運転している‥
そして車には、他に乗っている感じは無かった。



「1人か・・・」


徐に陽菜のスマホにコール‥‥だが、出る気配は無い。



「応接室の可能性が高い、前にも同じ事があったんだ」


「悠久が社を出たのなら、簡単に忍び込めるだろ?」


「・・・・・いや」


樹は渋い顔、まだ何かあるのか‥
頭が回る分、逆にこちらから手を出そうと思えば障害になる‥全く樹の性格は面倒くさい。



「・・・凪・・・」


「深夜はカメラが作動し放しだ、侵入すればすぐに俺と雲母だとバレる‥
そして応接室の鍵は、俺は持っていない、女を助ける可能性があると、俺には回って来なかった‥‥今持っているのは悠久と天羽の2人きり」


「天羽か‥借りれんか?」


「それは出来るが、カメラはどうする?
俺だったら‥‥カメラが作動していない日中に助け出す」


「一晩中、陽菜を応接室に放置しろと言うのか?」


樹がそういう判断をするとは、俺は構わず助け出したいと言うのに。



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