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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第19章 助けて‥くれるの?ー男達の結託



「少し冷静になれ雲母、今お前がカメラに映ったら、悠久に恰好の餌をくれてやる事になるんだぞ?
一晩応接室は辛いが、空調だけはしっかり動いている筈、それに前回の件があるから、小鳥遊(タカシナ)に大きな怪我を負わす事しない‥そう思う」


「だから放置と言いたいのか?
・・・一晩でも腹が立つ!」


「それは俺も同じだがな‥
此処で計画をダメにして良いのか?
何年掛かった此処まで来るまで、小鳥遊という最大の切り札は最後まで使わない‥お前が言ったんだぞ雲母」


確かに陽菜の事が無くても、悠久に何だかの手は仕掛ける気でいた‥
その為に数年‥秘書2課という隠れ蓑で、俺と樹はずっと動向を探って来たんだ。


そして、陽菜とその素性、そして獅王(シオウ)社長との事は、本当に最後の切り札‥
使わないに越したことは無いが、使うとしたら本当に最後の最後‥そう樹に話してある。



「そこまで言うんだったら、何か手があるんだろ凪?」


「ああ・・
小鳥遊が怪我を負った辺りから、散々裏で動いていたさ‥
信用出来る数人に話は付けてある、勿論天羽ににも、それを使って昼間堂々と小鳥遊を助け出す、社外に出てからは雲母に任す事になるだろう」


それが樹の判断か、これは樹に任せた方が良いな、悔しいが・・・



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