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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第19章 助けて‥くれるの?ー男達の結託
『樹でも不確定要素はあるものだ‥
いや、驚きの方なんだが』
「俺は万能じゃ無いぞ?
とりあえず連絡は入れて見るさ、ダメだったら次の手を考えなきゃならん」
俺は雲母ほど要領は良くない、考えるという方向性は同じだが、俺の方が直感型‥
本気になった雲母の、あの恐ろしいほどの冷静さには負ける。
「さて‥頷かせる事が出来るのか‥
成宮は即だったがな」
緊急の場合に備え、社から借りているスマホには、秘書2課を使う全員の番号が登録されている‥
その中から竜崎を選び、発信をタップした。
『・・・・・
もしもし・・・』
気が乗らない声、それはそうだろうな・・
「こんな時間にすまない、樹だが少し話したい事がある‥
構わないか竜崎部長?」
『珍しい相手だ‥
話は‥‥聞く‥‥』
良しっ!
糸口は掴んだ!!
「まずは小鳥遊から話は聞いた、うちの連中が悪かったようだ、それには素直に謝罪する‥
その上で、小鳥遊を助ける為に力を貸して欲しい」
『その事は俺にも非はある、半強姦紛いな事をしたのは確か、今更謝って貰う必要は無い‥
それと‥小鳥遊君を助けるとはどういう事なんだ?』
興味を引いてくれたか、こればかりは陽菜自身の人徳、俺には出来なかった事だ。