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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第19章 助けて‥くれるの?ー男達の結託
俺が営業をやっていたのは20代後半くらいまでか?
大学時代から、俺は売り込み営業の方に回っていた‥
それから今の会社の立ち上げ時に、秘書部長と営業の掛け持ち、軌道に乗ってからは完全に手を引いたが。
『秘書部長なのが勿体ない気がする』
「・・・
もう俺の出る幕は無い、営業は確実に回っているからな‥
今は秘書2課で手一杯だ、問題児が多いのが悩みだが、まあ昔話はさて置き、時間と落ち合い場所の詳細は明日改めて連絡する」
『それで俺は構わないよ、連絡を待っている』
通話を切って大きなため息‥
ああっ!煙草が吸いてぇ!!
「・・・
これで揃ったが、一晩‥‥辛いな・・・」
車を出す気にもならず、咥え煙草のまま頭の上で両手を組んで、ただボーっとしているだけ。
雲母を抑える為に、敢えて考え無いようにはしていたが、俺だって今回の悠久のやり方には腹が立っているんだっ!
そして‥陽菜を一晩放置する方を選んだ後悔も‥
誰が好き好んでそんな選択をしたいものかっ、俺が一番に応接室に突っ込みたかった‥‥雲母には言わないが‥‥
「たくっ‥‥‥」
収まらない気持ちを落ち着ける為に、俺は相当長い時間、車の中でただ煙草を吹かし続けた・・・