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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第19章 助けて‥くれるの?ー男達の結託
(・・・
エレベーターが上のフロアーに‥‥)
今日は重役会議で、この時間に上に行く奴は居ない、そして下りて来る奴も‥
残る可能性は天羽専務、間違えば知らん顔で済むと思い、下に向かうボタンを押した。
「・・・
良かった居たね‥
彼女を任せたよ、私は階段を使うから」
「はい分かりました」
予想通りに、エレベーターで下りて来たのは天羽専務と、天羽専務に支えられるように漸く立っている小鳥遊君。
俺はエレベーターの開閉を足で止め、天羽専務と交代で小鳥遊君を支えながら受け止めた。
(身体に殆ど力が入っていない‥
それに手首に縄の痣)
入れ違いに天羽専務はエレベーターから降り、俺は1Fのボタンを押す。
「大丈夫か小鳥遊君?」
「??
・・・竜崎・・・課長・・・」
「分かるかい?」
「はい・・・竜崎課長まで・・・ごめん‥なさい・・・」
「俺は謝られる事は何も無い、エレベーターに居る内にコートを羽織れるかい?」
「・・・
なんとか・・・」
エレベーターの壁を使い、何とか小鳥遊君にコートを着させる事に成功‥
これでパッと見は普通に見える。