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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第19章 助けて‥くれるの?ー男達の結託
(それにしても‥‥)
確実に分かる縄の痣、雅楽代社長は重役フロアーで小鳥遊君を縛り、どこかに閉じ込めていた。
あの一件はともかく、俺でさえ分かる場所にこんな事をしないと言うのに、雅楽代社長はそれを平気でする人種だったとは。
(何が将来有望株だ!
ただの自分勝手な人間だったとは、雅楽代社長‥かなり失望した)
外では良く言われているが、中ではこんな横暴を平気でする人間‥
転職先を間違ったと、痛いほど痛感する。
「竜崎・・部長・・」
「どうした小鳥遊君?」
話すのも辛いだろうに・・
「話を聞いたのに・・・なにも力になれなくて・・・ごめんなさい・・・」
「いや、そんな事は無い‥
樹部長から謝罪の言葉が来た、あれは俺にも非があったから、丁重に断った‥それでもう十分」
「樹部長が・・・そうですか・・・」
「それより、エレベーターから出て駐車場まで我慢出来るかい?」
「なんとか‥頑張ります」
「多分エレベーターホールは、成宮課長が先手を打っているらしいから、問題無く通過出来ると思う」
「成宮課長まで‥
誰がこんな事を??」
「俺は樹部長から連絡が来た」
「樹部長‥‥そう‥‥」