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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第19章 助けて‥くれるの?ー男達の結託



辛そうながらも、何かに気付いたような小鳥遊君の顔‥
樹部長が此処まで動くという事は、やはり何かあるんだろう。



途中邪魔も入らなく、エレベーターは1Fに到着‥
何時もは賑わうホールも、今日は人影も疎ら。


いや、一角に集中的に集まっている‥
その中には成宮課長の姿が‥‥



「・・・・・」


「・・・・・」


成宮課長は一度俺達の方を見て、ニヤリと笑って見せた‥
彼流の挨拶、そう取っておきたい。


やはり問題無く通路を渡り、漸く駐車場‥
樹部長は、この場所でもう1人待っていると言った‥名前は出さなかったが‥‥



(人は・・・あれか?)


少し隠れるように停めてある車と、その近くに立つ人物。



「・・・あっ・・・」


小鳥遊君が反応した‥
どうやらこの人物で当たりのようだ。


それが‥雅楽代社外相談役だったとは‥
樹部長が名前を明かさない訳だ、彼はあまりこの会社には立ち入らないと聞いている。



「行けるか?
小鳥遊君??」


「はい、竜崎部長・・」


俺の腕を振り切って、彼女は自分で歩き出す‥そんな力も残っていない筈なのに。



「・・・きら・・・」


「無事かっ!?」


彼の腕に収まった小鳥遊君は、拳を上げ彼の手に何かを乗せたよう‥


受け取った方も、かなり驚いている‥それだけ大切な物だったのだろうか??



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