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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第19章 助けて‥くれるの?ー男達の結託
ガキの相手は本当に疲れるんだが‥
今日ばかりはそうは言えん、30分引き止めるが3時間とは、俺も計算が狂った。
「たまには大人しく出てみたらどうだ?
意外に別視点で見えるかも知れないが‥はぁ‥‥」
「たまには出てるだろ?」
ああ、雲母が来ている時は逃げ切れ無いんだったか‥
どちらかと言えば、悠久がムキになってるだけの話。
まっ、俺にはどうでも良い事なんだが・・
(いい加減気付く頃だろうなぁ‥)
そろそろ17時‥
幾ら会議が長いといえど、終わっていてもおかしくは無い時間。
悠久は‥どう出て来るか??
「確かに出てるか‥
俺だって全ては分からんさ、上から通達が来るか、雅楽代常務がこうやって来て、ああ会議かと気付く程度」
「俺が目安かよ‥
呑気だな樹部長」
「普通そんなもの‥
俺は部長だぞ?
お偉い話までは知らん」
こうして何度も突っぱねているのに、奏の奴は動こうとしない‥
理由は分かる、他に構う奴が居ない為。
社長息子で常務‥
誰だって避けて通りたいだろ?