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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第19章 助けて‥くれるの?ー男達の結託
「それと樹部長、君が紹介した小鳥遊陽菜だったか、彼女はどうした?」
「小鳥遊は今日は出社していません、何か?」
理由を分かっていて‥この野郎!
「それは無断欠勤という事かな?」
「ええ、俺は連絡が来たとは聞いてません」
ああ‥なるほど読めた‥
奏も居る事だし、この際だから陽菜を徹底的に排除したいんだろうさ。
こっちも願ったり適ったり‥とは言えん。
「1社会人がそんな態度で良い筈が無い、責任は果たすべきと俺は思うが樹部長?」
「小鳥遊に処分を‥と言いたいんですか?」
「社会人として、当たり前の処分と行動をしろと言っている」
「・・・
厳重注意か解雇処分、これて良いですか雅楽代社長?」
「樹!?」
焦る奏を尻目に、俺と悠久は話を続ける‥
どうせ結果は決まっているが。
「責任を果たせない者など、我が社には不要‥
言いたい事は分かるな?」
「その様に手続きを取ります」
向こうで唄姫が嬉しそうな顔をしているが、これは見ない振り‥
しかし、悠久の奴‥理路整然と並べやがって、まあ良いさ‥後で泣きを見るのはそっちだ。