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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第20章 シトラスの香りー陽菜のお守り



「・・・・・」


リビングに置いてある、陽菜が良く使っているノートパソコンを少々拝借。


見ているのは、樹から送られて来たSDカード、樹が証拠になると言った物だ。



「・・・こういう事だったか・・・」


中身は動画、しかも社長室での悠久と陽菜のやり取り‥いや、悠久の一方的な暴力シーン。



「天羽(アマネ)がこの動画に一枚噛んでいると言っていたな、社長室に仕込んだのか・・?」


総体的に見て、動画そのものは使えない‥
どうやら定点だった為に、2人が完全に映ってしまっているか、全く映っていないか。



「・・・
音声‥‥は使えるか、後はスナップショットで良い場所だけをピックアップ‥こんなもの」


会話を聞いてるに、悠久の一方的会話に近く、陽菜が話している部分は殆ど無い‥
話していたとしても、奏に対する否定の言葉であり、残りは全て悠久。



「これだけではな‥
社内の揉め事で通される可能性がある、他に何か‥外があれば一番だが、これ以上陽菜が傷付くのは見たくないんだよ」


今でもこうなのに、もう陽菜を悠久に関わらせたくは無い‥
残る証拠‥‥どうしたら良いのだろう。



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