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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第20章 シトラスの香りー陽菜のお守り
「社内で陽菜君信奉者はかなり多い、私と樹も含めてね」
「あの天然さで、予想以上に食い込んでいたんだ、成宮(ナリミヤ)なんかも同じ、あっちは無理やり仕掛けた飲み会で今は必死だろうが」
「成宮課長ね、樹が営業から完全に手を引く原因になった‥
彼の営業成績は優秀だから」
「間違っても本人に言えるかよ・・・」
なるほど、社内模様も様々と言ったところ‥
そして陽菜も知らず味方を付けていた、それを樹が利用した訳か。
「それで‥どっちから話をするかい樹?」
「筋道考えりゃ天羽からだろ、俺は後だ」
「・・・
穏やかな話では無いなこれは‥
なんか飲むか?
とは言っても、コーヒーと酒くらいしか無いがな」
どちらも車だからとコーヒー選択、更に言えば天羽が居る為に、コーヒーは天羽に任せる事に‥
そう考えれば好きだったな天羽は。
「しかし‥少し見ない内に、キッチンが人の住処に見えるようになったな雲母(キラ)?」
「余計なお世話だ‥
キッチンはほぼ陽菜が占拠してんだよ、飯付きでな」
本当に余計なお世話だ‥
陽菜が此処に居ると分かっていて‥樹め‥‥