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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第20章 シトラスの香りー陽菜のお守り
「なるほど、だからこのブレンド比率なんだね‥くすっ‥‥」
「おいおい天羽までか」
「いや、この比率は私が陽菜君に教えたんだよ、本当に実践しているとは思わなかった‥というところかな?」
「ほう、天羽のブレンドだったのか、だから旨い」
本当に知らないところで色々あったんだな‥
天羽が人に、自己流のブレンドを教える事はまず無いというのに、しっかり陽菜に教えていたとは。
そんなたわいない話をしている内に、天羽が落としたコーヒーをテーブルに置き漸く座った。
「・・・
さて私からだね‥
私が応接室に入った時、陽菜君はうつ伏せ状態で両手首と方足首を縄で縛られ、壁にある固定具に括り付けられていた‥
それも大人の玩具‥所謂バイブを挿入された状態で‥‥」
「・・・・・」
「縄を解き、バイブを後始末した時にはもう、陽菜君は立ち上がる力すら残ってはいなかった‥
見るからに、一晩中あの状態で放置されていたんだろう‥それでも意識は保っていたから連れ出す事が出来た‥
意識の無い人は重く、時間が掛かってしまうからね」
「・・・悠久め・・・」