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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第20章 シトラスの香りー陽菜のお守り



悠久はそういう事の知恵はよく回る‥
散々と人の顔色を見てのし上がった為だが。


それを社内で使うとは‥
陽菜の解雇は決定事項、悠久の直接命令では覆る事はあり得ない。


それは良いんだがな・・



「問題は陽菜がそれを聞いたらか‥
多少はショックだろう、それに社会人をしていたいようだしな」


「・・・
それだけどね雲母君」


「天羽??」


「君は知っている筈だね、陽菜君が経営学科卒業だと‥
少しの間だが、私の仕事のサポートをして貰った、それも面倒と難しい案件の物ばかり‥‥」


「何が言いたい?」


「彼女の能力は本物、経営関係にかなりの力を発揮する、半分は血筋かな?
陽菜君だったら、雲母君のサポートが出来る、そう確信しているがね、どうだい?」


陽菜の能力・・


確かに経営学科だった、俺が特別講師をしている時、一度も抜かさずに来ていたくらい。


何故その可能性に気付かなかった?
小鳥遊一族は皆商売上手、勿論陽菜もその血を引いているんだと。



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