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第20章 シトラスの香りｰ陽菜のお守り

「言いたい事は分かったが、こればかりは陽菜次第だな‥
俺は無理に押し付ける気は無い」


「公私共に良い秘書になれると思うが‥
確かに陽菜君の意志が一番重要‥まあ雲母君が言えば頷きそうな気がするよ私は」


「本当に秘書か‥
悪くない選択だな、秘書２課で基本は教えている、本来はそれと分からないようにする為だが、一般の秘書課と同じ教育はしているぞ？」


揃って押し付けかよ‥
それは‥陽菜が俺の秘書というのは理想的なんだがな、公私共なく一緒に居られるんだ、俺の方に不服なんかある訳無いだろ？



「追々話して見るさ‥
問題は今回の後始末‥‥‥悠久を潰すぞ‥‥
凪、天羽、俺の方に来い、それとないポジションを用意してやる」


「くすっ‥
さあどうしようかね樹？」


「俺に聞くか天羽？
どうせ始めからその気だろうが、今更だ」


「そうか、それなら良い、俺も自由にやれるんでな‥
いい加減あの馬鹿に首輪を付けてやるっ！」


国内で一番怖い首輪をな・・


陽菜にあれだけしたんだ、何十倍にでもして返してやるよ悠久！