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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第20章 シトラスの香りー陽菜のお守り
仄かに香るシトラスの匂い‥‥それに‥人の話し声!?
「・・・えっ・・・」
私が目が覚めたのは、雲母のマンション・・
そう‥竜崎部長に駐車場に連れて行って貰い、そこに雲母が居て‥
それで‥‥雲母から香るシトラスの香りに安心してから‥記憶が無い。
「・・・
どうしてシトラス?」
そう思ったら、すぐ理由に気が付いた‥
枕元にある小瓶、そこから仄かにシトラスの香りがするもの。
「・・・雲母・・・」
小瓶を掴もうとして、手と手首の包帯が目に入る‥
また私‥雲母に‥‥
起き上がり良く見たら、手の包帯は片方だけ‥
空いている手で小瓶を掴み、フラフラながらも何とかベッドから起き上がった。
(やっぱり話し声‥
聞き間違いじゃない)
雲母のマンションに、誰かが来るなんて珍しいんじゃない?
あまり人は入れないって言っていたし。
そっと‥リビングに面してるドアを開ける‥
そしてリビングには、見覚えがある3人が座って‥‥って、えぇ――!?
「・・・うそ・・・」
そこに居たのは‥
雲母と天羽専務と樹部長、どうして此処に??