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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第20章 シトラスの香りー陽菜のお守り
「言っただろう陽菜、天羽と凪は確実に陽菜の味方をすると‥
今回も凪が陽菜を連れ出す計画を立て、天羽が実行した、元々気心が知れた仲間だからな、俺も凪に任せる方を選んだ」
「それで一晩、小鳥遊に辛い思いをさせた事は悪いと思っている‥
だが夜中は、あの応接室のカメラは随時作動して、だからカメラの止まる日中を選んだ‥これが一晩の理由、悪いのは俺なんだよ」
樹部長は渋い顔、だけど助けてくれた事には感謝してる‥
私1人じゃ‥何も出来なかったよ。
「樹部長のせいじゃ無いです、捕まった私が悪いから‥
本当に‥助けて頂いてありがとうございます、天羽専務‥樹部長‥‥」
ペコリと頭を下げたら、2人に勘弁して欲しいって顔をされた‥
とりあえず、この話はこれで良いだろうと雲母も言うし、私はこれ以上言えない。
「しかし‥会社の外でまで役職名は止めて欲しいかな?」
「そりゃ俺も同じだ、何時まで樹部長なんだよ」
「だって、それが当たり前で‥
じゃ、なんて呼べば良いんですかぁ―!」
「普通で良いよ、さん付けくらいでね」
「ああ‥その方が楽だな」
今更‥天羽さんに樹さん!?
それ‥凄く言いにくいでしょう!