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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第22章 奏の追撃ー衝撃陽菜のアパート!
「気に触りましたか?」
「違います‥
ただ‥本当に私で良かったのかなって、少し思っただけです」
「小鳥遊さん‥
社長は小鳥遊さんを選んだんです、俺はこの決定を支持しています‥
経営と感性はご両親譲り、それに社長自身が小鳥遊さんに入れ込んでいますから、余計に仕事の回転が早いんですよ」
「私は‥‥普通です‥
親や兄達のような能力はありません、時雨さんの贔屓目です‥私にそんな力は‥‥無い‥」
パパやママ、お兄ちゃん達に比べたら、私なんて本当に普通‥
経営学を選んだのはパパの影響だったけど、ただ興味を惹いた‥それだけの理由だし。
「・・・
周りが大き過ぎて、自身をかなり過小評価し過ぎていませんか?
俺達から見れば、その商才と感性は特別に見えます、普通は社長に付いたからと言って、すぐアドバイスなんて出来るものじゃない‥‥それだけの確たる能力が、小鳥遊さんにはあると言う事です」
「私の‥‥能力‥‥」
子供の頃から、私はずっと普通だと思ってた‥
仕事自慢のパパと、デザイナーとして有名のママ、お兄ちゃん達は揃って東大を優秀な成績で卒業。
私だけが一般大学で成績もそこそこ‥
だから鬱陶しい男達の目と、普通の大学にしか入学出来なかったという理由から、あの家を飛び出した‥普通で良いって。