この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第22章 奏の追撃ー衝撃陽菜のアパート!
「1人だった社長が、漸く見付けたパートナーなんです‥
俺としては、このままご結婚して頂ければ、何も言う事は無いんですが‥‥」
「・・・結婚・・・」
「社長はその気ですよ?
知っていますよね小鳥遊さん??」
「ま‥‥まあ‥‥」
私はまだ雲母に返事をしていない・・
1人だった雲母が、私を選んでくれたのは嬉しいけれど、その一方で私はまだ恐れてる‥雅楽代(ウタシロ)社長を、奏(カナデ)常務を。
雲母と雅楽代社長‥うんん悠久(ハルヒサ)さんとは兄弟、そして奏さんは悠久さんの息子‥
切れない縁、それが私に躊躇いを生ませる。
雲母は関係無いとは言ったけど、兄弟の絆ってそう簡単には切れないもの。
それは私自身が小鳥遊家で実感してる‥
パパにだって兄弟は居るの、仲の良い悪いは別にして、それを全部くるめて小鳥遊家‥それは理解しているつもり、切っても切れないと。
それを雲母に置き換えると‥一生あの人達が付き纏う、それは‥嫌‥
それが私が頷けない最大理由‥‥怖くて堪らないの。