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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第24章 小鳥遊家ー華麗なる一族



「・・・
ありがとう・・・」


助手席のドアが開き、先に降りていた雲母が私に手を差し出してくれる。


私はその手を取り、正面‥紫吹碧自ら招待状を贈った人達だけが通る、レッドカーペットの正面へと降り立った。



「・・・
凄い人ね・・・」


「そうだな、後は報道陣も多い」


「ね?
これだけで凄い騒ぎ」


海外でも毎回らしいとは聞いた事はあるよ‥
それだけ紫吹ブランドは有名。



「・・・・・陽菜様」


「あっ‥久しぶりです」


会場側からのエスコートとして現れたのは、ママに付いている小鳥遊家の執事さん‥
私も子供の頃は、良く遊んで貰った。



「お久しぶりで御座います陽菜様、そして雅楽代様‥
碧様が個人的にお会いしたいと、お待ち致しております」


「ママが?」


「はい、ご一緒においで下さいませ」


久しぶりのママ‥
私が大学に入学する前だから、直接会うのは6年振りくらい。



「良い?」


「ああ、当たり前だ」


ママの執事に付いて、レッドカーペットを歩こうとしたら、目端に見覚えある人が引っ掛かった。



(・・・・・あっ!!)


唄姫さん‥
此処に来てたんだ、そして私に気付いて凄く睨んでるし‥‥



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