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第26章 雲母の一芝居ｰ裏工作ｰ

「人事部長竜崎一路(ﾘｭｳｻﾞｷ ｲﾁﾛ)と営業課長成宮洋平(ﾅﾘﾐﾔ ﾖｳﾍｲ)‥
竜崎は多少人付き合いは悪いが、人を見る目はある、人事ってのは天職だろう‥‥
成宮は将来有望株だぞ？
俺が営業から手を引いた、直接の原因になったくらいだからな、営業成績No.１成功率100%なんぞ言われいる」


「ほう‥悠久の会社にしては面白い人材だ‥
だが信頼度はどうだ？」


「小鳥遊が居れば、一二もなく従うぞ？
なんせ小鳥遊信奉者だかんな、連絡１本であれだけ動いたんだ、信頼度は確かだよ」


「別の意味で危険を感じるがな俺は‥
まあ良い、凪がそこまで言うんだったら能力は本物だろう、別件で引き抜きを掛けて見る」


小鳥遊信奉者‥
しっかりしてるな陽菜は、それだけ人の心を惹き付けるとも言うが。


計算の無い魅力‥男だったら適わないもの‥
その竜崎も成宮も‥そして樹も、天羽だけ別スタンスだったが。



「竜崎部長も成宮課長も、悪い人じゃ無いと思う‥
ただ少し、女性に対して不信感があるだけ‥抱えているものは同じだもの‥‥」


「・・・陽菜がそう言うなら良いさ‥
女性不信な、人はそれぞれだ」


こっちは時雨経由で大丈夫だろう、時雨の能力もなかなか‥
引き抜きだったら、時雨が適任だ。