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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第26章 雲母の一芝居ー裏工作ー



「パパ‥あのね‥‥」


「陽菜‥‥‥」


パパが椅子から立ち上がって、私の方に向かって来る‥
その顔は‥仕事じゃなくて、何時も此処に居る時のパパの顔。



「せっかく帰って来たのに堅苦しいのは抜き‥
良く帰って来たね、ああ!暫く来客は一切入れていないから、ゆっくりしなさい陽菜?」


「っ!
・・うんっ!!」


パフッとパパに抱き付く私‥
漸く帰って来たんだなって思える、パパも怒ってないし来客も無いって。


良かった・・・



「雅楽代君も樹君もゆっくりしていけば良い‥
使用人こそ居るが後は家族だけの家だ、碧も帰って来ている事だし、案外騒がしいとは思うが、そこは無視で構わない」


「獅王社長、俺は一晩だけで‥
彼女と樹は数日宜しくお願いします」


「・・・雲母・・・」


そうだね、雲母は目的があって私と樹さんを此処に連れて来たんだもの。



「そうか‥
だがやはり見込みはあったようだ、陽菜が家族以外の男性を心配するのは初めて見た」


「ちょっ‥パパ!?」


そう言えば雲母って、正式に私と付き合いたいって、パパに言っていたんだった!


パパも‥ついでにママもその気だったなんて‥
雲母‥上手過ぎるよ。



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