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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第26章 雲母の一芝居ー裏工作ー
気になり出したら物凄く気になるな‥
俺をも拒否する陽菜の部屋、かなりお嬢様してんのか?
(アパートはシンプルだった)
雑然としている訳では無く、ベッドにロータイプのタンスと鏡台の機能を持つ家具、それにシンプルな机にテレビ‥
目に付いた物はそんな程度だ。
そんな陽菜が、可愛いお嬢様の部屋なんか使うか?
何というか‥別の理由で拒否、そんな気がする。
「なあ‥見せろよ陽菜?
どんな部屋でも驚かんぞ俺は?」
「嫌だよ、あれはちょっと‥‥」
これは押せば折れるか??
「気にしない‥
陽菜が使っていたというのが興味を惹くだけだ」
「確かに使ってたけど、絶対驚くからぁ!」
「それでも良いだろ‥
今更隠し事か陽菜?」
「うぅ‥そういう訳じゃなくて‥‥」
「だったら良いだろう?」
「・・・はぁ・・・」
粘り勝ち・・・
樹をゲストルームに置き、俺と陽菜は別の場所になる陽菜の部屋に向かった。
「絶対驚くから‥」
「だから気にしないぞ?」
陽菜が渋々とドアを開けたが‥
なるほど、渋った理由が漸く分かった。