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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第27章 雲母の一芝居ー真実ー
「・・・
今言った筈だ俺の独り言だと、逆にこれで本当に心の整理が付きそうだ‥
・・・俺らしくないが、本気で好きだったぞ‥‥陽菜・・・
・・これで終わりだ俺の心もな‥
ああ!守ってはやるから心配すんなよ」
「・・・・・」
樹さんは椅子から立ち上がり私の側に‥
そして、一度だけ私の肩を抱き、頭をポンポンと撫でた・・
「言いたい事は言ったからな、気持ちの整理は付いたさ‥
今までも色々あったが、これからも良い友人してろ、それだけが俺の望みだ‥‥」
「・・はい‥‥樹‥部長‥‥」
多分これが樹さん流のケジメの付け方‥
だから私も呼んだ‥樹部長と、秘書2課に居た頃のように。
「樹部長か‥
お騒がせな部下だったな、だが悪く無かった‥
・・俺は暇だから散歩でもして来るわ、コーヒーご馳走さん小鳥遊」
すれ違う樹さんは、もう何時もの顔‥
そして陽菜では無く、小鳥遊と言い換えた。
「・・・
ごめんなさい‥そしてありがとう‥‥樹部長‥‥」
出て行った扉を見て、私も心を変えようと思う‥
樹さんの良い友人として・・