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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第27章 雲母の一芝居ー真実ー
「・・・
はぁぁぁ‥‥‥カッコ付け過ぎだろ‥‥俺・・」
今言わないと、二度と言う機会が無いと思った‥
だから言った、俺自身の気持ちを本当に断ち切る為‥これで良かったんだよ。
「煙草吸いてぇ‥‥」
30超え男の失恋は、かなり打撃がデカいんだぜ?
幾ら晩婚化と言っても、いい加減遅いだろ‥たくっ‥‥
(暫く陽‥‥いや、小鳥遊の顔など見れんな)
ああまで言って、どの面下げて会えと?
せめて今日1日くらいは消えていたいぞ??
「そう言やぁ‥‥象‥‥」
言ってたな象が居ると、そっちに行って見るか・・・
「・・・
マジで居んのかよ!?」
アテもなく‥というか、屋敷の次に大きな建物と言っていたから、それを目指して歩いたら‥‥これだ。
一応個人宅に象の飼育部屋、人に言っても信じて貰えなさそうだ。
「まあ‥良いか‥
今日くらい癒やしてくれよ、途中で餌の林檎も貰って来てやったんだからな」
煙草を吸いながら、空いた片手には林檎‥
それを鼻を器用に使い、嬉しそう食べる象‥‥俺もヤキが回ったか?
「もう暫く‥‥癒やしていてくれ、これでも傷心中なんだっ!」
気分と鬱憤を紛らわす為に象と‥
絶対に雲母には言いたくねぇ―――!!

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