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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第27章 雲母の一芝居ー真実ー
送信10分ってところか?
相手からの返信が返って来た。
一抹の不安もあるが、メールを開いて見る事に‥‥
『獅王から話は聞いている。
面白い内容だ、君の頼みは聞く事にしよう。
ただし、この手は娘の方が得意でね、そちらに任せる事になる。』
「・・・
はぁぁ‥生きた心地がしねぇ‥‥‥」
相手は、"睨まれたらあの世逝き"なんて言われてる名物会長だ‥
俺だって怯むぞ、そんなの相手は!?
「とりあえずは受けてくれるのか‥
しかし、向こうもご令嬢かよ‥‥」
こっちも父親譲りみたいだ、まあ俺的には受けてくれるんだったら、どちらでも良いがな。
博打のようなメールのやり取りを消し、仕事部屋からリビングへ‥
キッチンで器用に料理する天羽など、めったに拝めるもんじゃない。
「それで?
何をしていたんだい??」
「ああ‥獅王社長の紹介で、悠久の会社を監視するプログラムを依頼した」
「IT関連の雲母君が?」
「相手は天才と名高い名物会長‥
とりあえず引き受けてくれるそうだ」
「また凄いところだね‥
個人依頼なんて歯牙にも掛けない‥そう思っていた」
「そりゃ俺も同じだ‥
とんでもないな、獅王社長の人脈は‥‥」