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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第28章 陽菜の決断ー愛しい人
いい加減、ハッキリ自覚はしてるよ‥‥
私は雲母が好きだって・・・
雲母が言っていた、一目惚れという愛情もあるかも知れないけど‥
こうして、ゆっくり育む愛情もあると思う。
雲母と会って、一緒に住んで、毎日雲母を見て‥
少しずつ惹かれていった私の心‥‥
(・・・
少し違うかな?)
コーヒーをひと口飲みながら、また私は考える・・
初めて感じたあのシトラスの香りから、私は雲母に惹かれていたんだと思う‥
くれた香水の小瓶が、私のお守りになるくらい。
シトラスの香りは、雲母が近くにいる証‥
私が安心出来る唯一の‥香りと共に、雲母の腕の中が今の私が一番安心出来る場所。
『陽菜が居ないとダメなんだ』
と、言われてるけど、私も雲母が居ないとダメみたい‥
こうして1人になると、考えるのは雲母の事ばかり‥‥
それは・・私も雲母を愛しているから・・・
「・・・
迎えに来るんだよね・・・私を・・・」
広い窓から見える外‥
だけど私が探しているのは‥‥雲母が何時も乗っている車、白のBMW‥‥