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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第28章 陽菜の決断ー愛しい人

「あらそう、少し面白いと思ったのに、ざーんねん」
「・・・・・」
雲母と樹さんの‥
想像しただけで‥怖いです‥‥
「・・・陽菜・・・」
「・・・はい?」
色々と冗談を言っていたママだったけど、コーヒーカップを置いて、急に真面目な顔で私を見た。
「彼で‥‥雅楽代雲母(ウタシロ キラ)‥‥彼で本当に良いのね??」
「・・・うん・・・
雲母は、私にしっかり向き合ってくれる‥
笑ってる時も、泣いている時も、その‥‥エッチの時も‥私と同じ目線で、本気で私の事を心配して‥そして愛してくれるから・・」
「・・・
それを聞いて安心したわ‥陽菜も本気なんだって確認が取れたもの‥
獅王(シオウ)は本気で彼を陽菜の婿にするわ、獅王に取っても将来有望株ですものね」
「パパはそう考えてたの・・・」
「勿論、陽菜の気持ちが優先だったけど、陽菜も好きのようだし何の問題も無いものねぇ‥
彼、獅王がバックグラウンドに付いたら、まだまだ伸びると思うわよ」
パパのバック‥
雲母に取ればこの上もない‥
そして私に言い寄った男達が、私以上に欲しかったもの。
雲母だったら‥‥良いよ。

