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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第33章 樹と天羽の悪巧みー秘書2課解散

珍しい事に樹は秘書2課内には居らず、秘書課の個人スペースに居た。
「・・・
終わったか、それで結果は?」
「秘書2課は解体、人員も他部署に回すで決着が付いたよ」
「そうか、漸く終わるな俺の仕事も‥
そろそろ居るだけ部長職になっていたからな」
「・・・樹・・・
それで、こっちで何をしていたんだい?」
本当は聞かなくても分かっているが、聞いてあげた方が良い時だってあるもの。
「・・・
荷物整理だ、無駄に在籍年数だけ長いから、知らぬ間に余計な物ばかり溜まっていた」
手にした物を見詰めゴミ箱へ‥樹はそんな事の繰り返し。
「・・気持ちは分からない訳ではないよ‥
特に私と樹は、少々長過ぎるくらい此処に居るからね、悠久君の肩を持てなくても、会社には思い入れはあるもの」
「そうだな、何だかんだ言っても繋がりは深い‥
完全に割り切るまでには、少し時間は掛かるんだろうさ」
「それは私も同じ‥
必死にはやって来たからね」
「・・・
正式通達が来たら、秘書2課8名を秘書課に、唄姫は受け付け‥そして草薙は退職‥
既に人事に回す書類は出来ている」

