この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第36章 ひとときの夢§おじさん‥だよ?ー天羽の夢ー
仕事では無い、素の彼女の言葉‥その笑顔に、年甲斐もなくドキッとしてしまう‥
私も、こういう事は単純だった訳だ・・
「隣で良いかい?」
「あ‥はいっ!」
同じくマグカップを持ち、彼女の隣に座り少しだけ寄り添って見る‥
先ほど、あんな熱いキスをしたというのに、ただこうして寄り添うのは、何となくこそばゆいもの。
「・・雅己さんのも同じ?」
「私のは甘さ控えめで、少しお酒が入っているよ」
「・・・そっちも‥良いね?」
「飲んで見るかい?」
「本当!」
嬉しそうに私のマグカップを受け取って、ひと口飲んでため息混じり‥
「お酒‥キツい‥‥
でも美味しいです」
「ああ‥リキュール系を少し強めに‥
お酒ダメだったかな?」
「うんん‥
多分人並み程度かな?」
「それだったら、これは少しキツいかも知れないね‥
陽菜用に、もう1つ作るかい?」
「私はこれで良いです」
マグカップを私に返し、彼女はまた甘いホットミルクを口に‥
まだまだ甘い方が良いらしい、こう微笑ましい光景。