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第37章 みんなと一緒ｰ陽菜の思い描く形

「すみませんつい‥‥」


「確かに向こうの連中に押され気味かも知れんが、俺の秘書は誰だ？
そんな軽薄な付き合いでは無かった筈だな時雨？？」


「勿論です社長‥
俺の方が遠慮してました・・・」


「分かれば良いさ‥
陽菜も時雨は気に入っているからな」


「へっ？私？？
・・・うん、時雨さんは頼りになるもの‥」


「今じゃ陽菜も秘書では無く、俺のビジネスパートナーだからな‥
やっぱり秘書はお前しか居ないんだ、もう少ししっかりしてくれ‥‥」


「はぁ‥‥
でしたら社長も、もう少し社長室でイチャ付くのは止めて下さい」


「それかよっ！」


「・・・あっ・・・」


やっぱり、時雨さんに全部バレてるんだ‥
もう‥雲母のバカっ！！



「仕事はスムーズになりましたが、遊びも多くなりました‥
もう少し真面目にやって頂ければ、まだ業績が伸びるというのに‥‥」


ちょ‥ちょっと時雨さん、そんな一気飲みで雲母に抗議って‥
もしかして時雨さんは、飲んだら説教魔！？



「みんなそれぞれ‥‥」


ただでさえ個性が強い面々なのに、飲むと更に拍車が掛かる‥
勿論、これはこれで楽しいよ、私も望んだ事だから。


みんな一緒に・・・