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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第37章 みんなと一緒ー陽菜の思い描く形
「いよいよ持って雲母が禁煙を心掛けたら、俺はどうするんだよ‥たくっ‥‥」
「禁煙すれとは言われてはいないが、自主的に抑えているだけだ‥
女は煙草の匂いを嫌うからな」
「くすっ‥
雲母君がそこまで気を使うとは、これは面白いかな?」
「天羽、俺だって節度くらい考えるぞ?
マンションで煙草を吸うのは、大概仕事部屋だ‥
ああ、今日は仕方無く時雨が寝ているか」
まさかの話‥
ゲストルーム4つ、全て使ってしまったので、1人分の寝る場所が足りなかったという‥‥
最終的に時雨が、俺の仕事部屋の簡易ベッドで寝る事に‥
やはり気を使ったんだろうな。
「時雨君も変わらないね、学生時代からあんな感じだったのは覚えているよ」
「頭は良いんだが、穏やかというか一歩引くというのか‥それがもう性格なんだろ‥
秘書としては申し分無い、初めから目を付けていたんだ、上手く育ったさ」
「あーそうか‥
随分と時雨を可愛がっていたからな雲母、そういう裏があったってか‥しっかりしてやがるぜ」
「俺は声を掛けただけで、選択は時雨に委ねた、俺の会社に来たのは時雨自身の意志だ‥
何もやましい事はしとらん」