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第39章 怯える日々ｰ小鳥遊の呪縛

「・・叶えて消えちまった・・」


親父と言い争った通り、雲母叔父は雅楽代から消え、今は小鳥遊姓‥
言い捨てた『雅楽代家の敷居を‥‥‥』を、本気で実行した‥誰の相談も無く‥‥


だからもう雲母叔父は、雅楽代とは関係ない‥
小鳥遊として、会社もFace社傘下になり、自分もFace社本社の取締役の１人に収まったと聞いている。



「ついでに言えば、秘書２課に関わった連中に、女性関係禁止と通達を出すし、俺まで何も出来ないだろ・・」


秘書２課在籍だった女達と、秘書２課を使った重役や部長クラスに親父は厳命‥


今後一切の交流を禁止する‥
セックスするのも、ましてや連れ出す事すら禁止、女達も普通の秘書課移動で、秘書２課は解体されてしまった。



「そう言えば麗歌と美夜は違った‥
美夜‥草薙は退職だけどなぁ‥‥」


草薙は、秘書２課解体と共に、家の都合として退職‥
調べて見れば、草薙は華道の名家で、同じ華道家の男と見合い婚約。


どうやら家元の男らしい‥
日本でテレビに間々見るほどの、イケメン家元で有名な男‥


どうやらそっちが草薙を気に入っていて、見合い話が持ち上がった‥これが本当だとニュースでやってたな。