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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第40章 振り回すさー樹の夢ー

(・・・
感づかれたらヤバいか‥
女は感が良いからな)
陽菜のあの様子が、性的疼きだとバレるのはマズい‥
手早く手続きをし、ルームカードを受け取り、陽菜を連れに座っている椅子へと向かった。
「・・・
どうかしたのか?」
「あ‥いいえ‥‥
ただ、この方が気を使ってくれただけです樹部長」
「そうか‥
それはわざわざすまない‥
部下が少し体調が悪く、急遽ホテルを取ったんだ」
「そうですか‥
こちらこそ、差し出がましい事を言ってしまってすみません、私はこれで行きますね‥‥」
やれやれ引いてくれたか、突っ込みが入らなくて助かった。
(それにしても・・・)
今の女、ホテル側の対応が随分変じゃないか?
マネージャークラスが、あの女に声を掛け深々とお辞儀‥
女の方は気にしている様子では無いが、フロントも何も通さずにエレベーターで上に上がって行った。
(常連客なのかよ‥
まあ良いさ、俺には関係ない‥‥)
あの女が何であれ、俺と陽菜が関係あるとは思えない‥
頭と気持ちを切り替え、陽菜を支え俺達もエレベーターに乗り、客室へと向かう。

