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第41章 転職移動してみてｰそれぞれの形

「・・・・・・・凪・・・・・・・・」


「言った通りだ、俺が本社へ行く‥
どちらか１人‥俺でも問題無いだろ雲母？」


本社から戻って来て、樹が話があると言うから聞いて見れば、本社出向の話。


それも成宮では無く、樹が出向意向を申し出て来た‥
どうなっているんだ？？



「本気か？
出向すれば、此処に戻って来れる可能性は低い‥
それでも行くと？？」


「・・・
雲母‥そろそろ離れないか？
俺は俺で、自分の可能性を試したくなった‥
それには、仲間として繋がっている雲母や天羽は邪魔になる、俺１人でやりたい悪いか？？」


「・・樹さん・・」


陽菜も不安顔‥
やっと１つに集まったというのに、いきなり離れると言いやがる樹の気持ちが分からん。



「そこまで１人でやりたいのか？」


「・・竜崎と成宮ってところで贔屓が入っているだろ、あの２人だって考えに考えてこっちに来たんだよ‥
それを本社出向という簡単な理由で、また動かすのか？
それだったら、一番身軽な俺が動けば良い、それに本当に１人でやりたいしな」


「簡単な理由と言うか？
俺がどれだけ、この話を断り続けて来たと思う？？
好きで受けた話じゃないぞっ！」