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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第42章 雲母の馬鹿!ー俺様的新婚旅行
「もう少しで着きますから、荷物を置いてゆっくりとミュンヘン観光なさって下さい」
「ああ‥‥」
「ありがとうございます」
本当に5分もしない内に、仁科が言うセーフハウスに到着‥
セーフというより屋敷だろこれはっ!?
「うわぁー豪華‥‥」
「凄いな、昔のままの作りか‥‥」
流石に俺も陽菜も驚きのひと言、世の中には上には上が居るもんだな。
「豪華に見えますが、調度品とかは百年以上変えられていません‥
最新設備はホームセキュリティーと、消耗品くらいなんですよ」
「でも良いんですか?
こんな変えずに保存している場所をお借りして??」
「大丈夫ですよ陽菜さん、ドイツに限らずヨーロッパの旧市街は、こうして受け継いで使うのが普通です‥
逆に使わないと壊れてしまうので、使って頂けた方がありがたい」
「家と同じか‥
どんなに良い旧家でも、使わなければ朽ちてしまう」
「その通りですね‥
受け継いだ物を大切に使うのも、ヨーロッパの美徳の1つ、ミュンヘンなどはその良い例です」
維持すんのも大変なものだ、適度に使用すれば何百年でも保つが、使わないと消えゆくのみ。
歴史が長い、ヨーロッパならではの習慣だろう。