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第43章 ドキドキ波乱の新婚旅行ｰ魅惑と誘惑のドイツ

今日は恋人繋ぎで歩いても、雲母も怒りもしなくて‥
バス移動している間中、恋人繋ぎで過ごしたの、普段の雲母だったらあり得ない話。


やっと新婚旅行って実感して来た、パリからベルリンまでは騒ぎだったから。


ほら、サプライズで天羽さんと樹さんが来てたじゃない？


ママまで混じって新婚初夜は、大宴会というお酒で潰されました‥特に私が・・


それで日本に帰る天羽さんと樹さんと、ドイツに行く私と雲母で、空港で別れ現在に至る。


という事で、雲母と２人っきりはドイツに来てからなの‥


そして仕事の都合で、ドイツ滞在は３日間しか取れなかったから、今日明日くらいしか雲母に甘えられない。



「・・・
手‥離すなよ陽菜、また迷子は勘弁だ・・・」


「うん、分かってる」


そう言って、雲母はずっと私の手を握っていてくれる・・



マリエン広場は観光客も沢山だから、手を繋いでいないと本当にはぐれそうな感じ。


四角い広場に、周りは全部歴史的建造物、庁舎もこのマリエン広場内、そして目的の塔もこの場所。



「・・・・中に入れるようだ、本来は予約制らしいんだがな」


「本当ー！？
良かった、やっぱり上から見たいもの」


「まあな、ほら行くぞ陽菜」