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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第43章 ドキドキ波乱の新婚旅行ー魅惑と誘惑のドイツ

中に入って、長い螺旋階段を歩き切ったその先は、塔の最上段の部屋。
英語の案内では、元々個室形式の社交場だったって書いてる、昔の上の人達は、こういうところで遊んでいたんだね。
「マリエン広場が丸見え!!」
「ああ、周りの建物も全て見えて良い位置だ、もう少し良く見るのに、双眼鏡でも持ってくれば良かったな?」
「そうね、建物とか細部が細かいから、見応えあったかも・・」
「だが景色は悪くないな」
「うん‥‥」
周り全てが歴史的建造物、そして広場には沢山の人、それをこんな上からのんびり眺められるなんて、そうそうある事じゃ無いもん。
私も雲母も窓から外に夢中、旧市街って本当に綺麗、日本ではあまり無い感覚だよ?
「・・・
宜しければ・・・双眼鏡使いませんか??」
「「えっ??」」
外に夢中だったから、急に後ろから声を掛けられて、私も雲母もビックリ!!
振り向いたら、そこに要るのは彫りの深い男性、多分ギリシャとかイタリアとか、地中海系の人なのかな?
「自分は2つ持っているので、宜しければどうぞ」
ちょっと雲母と顔を見合わせて、うん決めた!

