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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第43章 ドキドキ波乱の新婚旅行ー魅惑と誘惑のドイツ

「ワインも付いているけど、飲んで良い雲母?」
「飲み過ぎんなよ、お前は酒に弱いからな」
「うっ‥それを言われたら・・・」
窓際から少し離れたテーブルに座り、スイーツとワインを堪能‥
こんな場所でのティータイムってのは、最高に贅沢な気分だ。
「・・・美味しい!」
「ワインも良いな、スイーツなのに合う」
「選び上手いね美波さん、スイーツにお酒って私じゃ思い付かないもん」
「いや俺もワインは考えた事は無かったな‥
考えて見れば、ドイツは昼間から酒だった、だからの発想かもよ」
「なるほどー」
綺麗な景色と昼間から軽い酒、漸く旅行って気分になって来た。
フランスがバタバタで、旅行という雰囲気とは無縁だっただけに、このドイツの3日間くらいは、陽菜の好きにさせてやりたい。
迷子が玉に瑕だが、俺がしっかり見ていれば心配無いだろう。
スイーツを食べ終わり、陽菜はまた窓から景色を眺めている、余程この景色が気に入ったんだろう。
俺としては、軽く飲んだワインのせいで、頬も身体も薄紅に染まる陽菜の方に惹かれるがな。

