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第44章 新婚旅行は辛くて甘いｰ絡み合う一夜

ラスト１日を、此処で缶詰めになるくらいだったら、日本に帰国し普通の方が安全。


新婚旅行としちゃ、少し盛り上がりに欠けたかも知れんが、別に旅行は幾らでも出来るんだ、また時間を作って２人で旅行をすれば良い話。


夫婦になったんだ、時間はたっぷりあるだろう？？



「・・・うん、雲母の言う通りにする・・
私も少し不安だから」


「決まりだな‥
飛行機に乗るまで離れないからな覚悟しろよ」


「うっ‥‥‥」


俺が不安なんだ、陽菜を失うのではと不安を感じる。


俺でも手が出せない領域がある事を知った、そして闇は何処までも深い事も・・


日本だったら簡単に出来る事も、海外ではそうはいかない‥
それに俺は、海外シンジケートをあまりも知らな過ぎた。



(日本に戻ったら、少し動く事になるんだろうな・・)


もう少し裏を知っておくべきではないか？
今回の事で、俺の中にそんな疑問が生まれたんだよ。


多分‥あの仁科を仲介すれば、ある程度の情報は仕入れられる‥
そして日本に戻ってからの、陽菜の安全面の確保。


やる事は沢山、知る事も沢山、陽菜を手に入れたからこそ、何が何でも陽菜を守らなければならない。