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淫の館
第4章 1日目
夏の日の出はかなり早く、また一眠りする。
襖が開いて、
「朝げだ起きろ。」
昨夜の弟子が言った通り、世話役が交代していた。
起き上がろうにも倒れてしまう私を見て、竹についた縄を引く。
昨日と同じ高台に、また重湯の全粥が置かれた。
「いただきます。」
弟子は無言のまま部屋を出る。
役目は同じでも扱いには個性が出るようだ。
躾がいつ始まるか、男の前で粗相したくなくて、皿を下げるときに排泄の世話を頼んだ。
今日の弟子は世話が面倒なのかほとんど喋らなかった。