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淫の館
第4章 1日目

自分の夕げを摂って片付けてから、下の夕げを運ぶ。
よく寝ていて可哀想だが起こした。

ベッドの上から下がる縄に竹を通し、上体を起こして座らせてやった。

「夕げだ。食べるだろう?」

コクリと下が頷く。

大皿を台に置き、匙で粥を掬って下の口元に運ぶ。

「ありがとうございます。
いただきます。」

力なく下が言って匙を口に含んだ。

吸い飲みに入れたお茶と粥を、下の希望を聞いて口に運ぶ。

その声かけ以外は、ただ黙々と口に運ぶ、それを食べるの動作が無言で続いた。

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