この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
淫の館
第5章 磔の躾

「いただきます。」
皿に直接顔をつける。
弟子はすぐに部屋を出ずに、その様子をじろじろ見ていた。
やはり気持ち悪い。
あえていつも通りに粥を啜れば、飽きたのか何も言わずに出ていった。
「ごちそうさまでした。」
スッと襖が開き、ニヤニヤした弟子が入ってくる。
「トイレに行きたいのですが。」
「大か、小便か?」
「小です。」
この男に世話されたくないが、昨日のように躾中に粗相したくない。
じっとりとした手が肌を撫でるように着物を捲った。
「しゃがめ。」
竹を縄に通す前に言われる。
注意深く腰を落とすが、やはりふらついてしまう。
「おおっと」

