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淫の館
第5章 磔の躾

「起きろ。」
また始まる。
昨日と同じ躾だ。
だが、カナも他の女もいない。ただ男たちが無言で取り囲んでいるだけだった。
中には本を読んでいるものもいた。
気が紛れる昨日の方が楽だったのだ。
ジンジンと痺れが走り、そのうち無痛になっていく。
足指を動かして紛らわすが、そんなものでは間に合わない。
最初は子供の顔を思い浮かべていた。
それがいつしか、昨日のカナになり、カナが自分に成り変わる。
どうしていやらしいことを考えてしまうのか、そして、嫌な男に相手されている自分が浮かぶのかわからない。
そして、やはり尿意を覚えた。
また漏らすのは嫌だ。男や皆に見られるのも…

