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淫の館
第5章 磔の躾

「トイレをさせてください。」

「ほら、支度しろ。」

バタバタと弟子たちが動き回り、盥が石畳の前に置かれた。

竹に下げられた錘を外し、足の重石を退けて竹を掴んで立たされる。

「ほら歩け。」

ウギャアァア…

一歩も足を出せずに倒れてしまった。

チョロチョロチョロ…

ああああああっ…

「また、洗濯されたいんだな。」

男の声が響き、ガラガラと床板を外す音がした。

吊られて足が自由になれば、虫が這い上がるようにゾワゾワと痒みが登ってくる。

男が手を挙げて放水が始まる。

ああっ…ああっ…

また、躾で喜んでいると言われたくない。

ピシーン…ピシーン…

竹の鞭が始まる。

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