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淫の館
第5章 磔の躾

「今日は水の日だな。」

「さようでございます。」

「じゃあ清めの日だ。支度しろ。」

石畳の躾が始まり、まだ痺れ始めたくらいの時に男が言った。

水の日、清めの日、
水曜日?

毎日が同じようで曜日の感覚がなくなっていた。

錘も重石も取り除かれて、手首に手錠が掛けられた。

「トイレをしといた方がいいぞ。」

反抗的な態度はするが、男の言うことをきかないと酷い目に合うこともわかって、きくことにしていた。


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