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淫の館
第5章 磔の躾
立たされて歩く、時間も短いせいか痺れていないのを確認して、わざと痺れたフリをしてよろめいた。
金盥が床に置かれている。そこまで歩き、着物を捲ってもらいしゃがむ。
慣れとは恐ろしいものだ。
恥ずかしさはあるものの、何人もの担当に世話され、躾で失禁して見られ、しゃがんでから放尿するまでのいたたまれない感覚は薄れていた。
皆に見守られてトイレが終わり、今日の担当のココノツ(9号室)が拭く。
また、立たされて男がやってくる。
背中に回り、竹の縄を解き始めた。