この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
淫の館
第6章 脱走

男が『収容するに相応しい体裁を整えている』と言っていたのも思い出した。
わぁあああっ…
思わず泣き崩れた。
ジャリ…
「賭けに負けたようだな。」
わああっ…うわぁああっ…
男に立たされ抱き締められた。
悔しくて男の胸を叩き続けて泣いた。
「どうする?自力で館に戻るか?それとも運ばせようか?
しばらくここにいるか?
ただしまた人が通れば好奇の目に晒されるが…」
「運んでください。」
男が手を上げると自動ドアが開き、弟子たちが布製の簡易担架を持って出てきた。
それに枷の錘ごと乗せられた。

