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淫の館
第1章 入館までの流れ 初日

男が指を拡げた手を腰骨の辺りに置き、そこから脇腹、脇の下へと逆撫でた。

アァ…ハァンン…

それだけのことなのに全身に甘い痺れが走る。
全身性感帯なんて嘘だと思っていたのに、なんでもない部位を触れられても気持ち良かった。

お尻がベッドに着き、ホッとすると男が覆い被さるほど前屈みになる。

そして、片手は乳房の先端へ、もう一方はぐちゃぐちゃの割れ目に戻っていくが、ナカには入って来なかった。

そして空いた乳房に舌が這い回り、先端に吸い付かれた。

あぅぅ…もっと、して下さい…ナカにも指を…さっきのように…

思わず体の欲のままに言葉にしてねだる。

男が高らかに声をあげて笑う。

喜んでいるのか、蔑みに因るものかわからなかった。

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