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淫の館
第8章 火の躾

どうせ熱い思いをするのは同じ、でも、注射を嫌がる子供のようにめそめそしながら悩んでいた。

館主様は動かずじっと私の返事を待っている。
しかし、その心は手に持っている紅い蝋燭のように、静かに燃え続けているのだろう。


うぅっ…うぅっ…

泣く泣く膝裏に手を回す。

館主様はそれだけでホウッと息をついて喜び、じっと私に視線を投げ掛ける。

『頑張れ、やれ…』

そんな風に言われているようだった。


脚を抱えて開き、グッとお腹に引き寄せる。
ツルツルになった秘部が上向きになっただろう。

そして私はギュッと瞼を閉じた。


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